広報誌 清流
多摩川住宅【街づくり(地区計画)協議会】 2020年度3月 第5回 課題丸1協議会のあり方 検討 報告
日時 :
2021年3月4日(木) 午後7時から同9時まで
場所 :
多摩川住宅各単位会事務室を結んで(WEB形式)
出席者 :
協議会役員10名、公社2名、スマートシティ企画(株)2名、鳩ノ森コンサルティグ1名

 多摩川住宅の各単位会は、これからの多摩川住宅を支える新しい「地域の担い手」を求めています。今回はヒントとして、千葉ニュータウンの事例を取り上げました。

□担い手発掘アイデア/千葉ニュータウン事例

 担い手の発掘には、地域活動を実施している人や団体へのヒアリングが有効である可能性あり。この事例では、ヒアリングをきっかけに、共通課題について議論するワークショップなども開催。

■ 取り組み1
《ニュータウン内の地域活動担い手の抽出と担い手へのヒアリング及び課題の抽出》
・ 千葉海浜ニュータウン内で地域活動を実施している「地域活動の担い手」を抽出し、リスト化を行った。抽出した担い手に対し、コーディネートを見据えて、アート系、子育て系を中心にヒアリング調査を実施した。
 
■アート系
個人として自立しながら活動する専門家、もしくは団体で交流を楽しみながら活動する趣味の団体のため、それぞれニーズや課題がはっきりしている。
 
〇主な課題
⇒ハードの問題の解決・規模の拡大という理由から場所に対するニーズがある。教室や活動のPR、宣伝、ネットワーク作りを望む声も多い。
 
■子育て系
担い手不足の中での活動者には、地域の子育てに関する課題を実感し、熱意を持って活動している人が多い。地域の子どもをよく観察しているため、子どもに関する情報や知識・活動のアイデアがある。
 
〇主な課題
⇒生活スタイルの変化も大きい。働く親が増え、地域での子供の居場所が減っている。「今の子ども」に適した環境づくりが課題
 
 調査結果より、ヒアリングは担い手の発掘に有効な手段であることがわかった。また、ヒアリング対象者(=担い手の発掘)は、カギとなる担い手から広がることがわかりキーとなる個人としての担い手の発掘が重要であることが明らかになった。

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