浸水対策のレベル設定について
2020年7月21日に実施した法定説明会にて、浸水レベルについてご質問をいただきました。
災害への対策については他の組合員の皆さんも関心が高いと思われますので、浸水レベルの設定と盛り土・1階床レベルの考え方について以下の通りご説明いたします。裏面の概念図とあわせてご確認ください。
<設定の経緯>
まず、台風19号による浸水被害の翌々日に住民計測の浸水深さのメモを受領の上、設計者が住民と共に計測点付近の浸水状況を現地確認しました。
その後、計測点付近の海抜(TP)を測量会社が測定し、浸水深さを加算の上、平均値を算出しました。(TP 25.00mより0.67m)
そして、安全に配慮した上、TP 25.70mを浸水想定レベルと想定しました。この値は、隣接するニ棟の浸水レベルも確認しましたがほぼ同等でした。
そこで、TP 25.70mの想定浸水レベルに対し、そこより0.30m上げたTP 26.00mを1階の床レベル(現在の1階床レベルとほぼ同等)に設定しました。
また、後に調布市下水道課より冠水想定レベル資料を受領したが、ホ号棟付近ではTP 25.70m以下となっており、改めて冠水想定レベルの信頼度を確認できました。
<結果>
以上より、分かり得る限りの信頼に足る情報を基に1階の床高さを設定しており、「昨年の台風19号と同等の浸水状況においても床上浸水は起こらない」と考えていますので、ご安心ください。
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