広報誌 清流
建替えはどうなっているの!

[建替えニュース]平成30年12月20日


≪建替え問題検討のこれまでの経過≫

 昨年、6月18日に建替えについての『全体プラン・事業計画説明会』を行なってから1年半が経ちました。まだ、最終案の提示ができない状況が続いており、皆様には大変ご心配をおかけしております。本当に申し訳ございません。
 また、この間、新しく住宅購入・相続などで入居された方々も多くいると思います。
 そこで、「ホ号棟の建替え問題について」、なぜ建替えが必要なのか、これまでの経過報告と現状、今後のスケジュールなどについてご報告いたします。

なぜ建替えが必要なのか!
  1. 築50年が経過した建物の老朽化により、雨もり、水もれ、トイレなど排水の詰まり、赤水やガスもれなどが発生している。
  2. エレベーターが無いために、階段の昇り降りに大変苦労している人が増大。5階までの階段の昇り降りは、高齢者や幼児にとっては移動の限界に近い。
  3. 避難安全性について、円滑な避難経路が確保されていない。(耐震上も課題あり)
  4. 床のコンクリートの厚さが薄いため、騒音トラブルが発生している。
  5. 空室が増加していて、住人が少なくなりスラム化が進んでいる。(現在約70戸空室)

などいろいろ問題があり、建替えについて考えていこうということで、これまで10年間検討を重ねて参りました。


これまでの経過
平成20年
3月 建替え推進決議可決(93.7%の賛成)
 
平成21年
5月 建替え問題検討委員会の設立(平成24年〜26年 経過報告会開催)
 
平成24年
2月 (株)長谷工コーポレーションを建替え計画作りの事業協力者に決定
2月 街づくり条例に基づく「街づくり協議会」設立
  多摩川住宅全体の地区計画策定に向けて検討を進める
10月 第1回 個別面談実施
 
平成27年
1月 中間検討説明会
7月 建替え推進決議2を可決(90.5%の賛成)
11月 住友不動産(株)と(株)長谷工コーポレーションを事業協力者に決定
 
平成28年
7月 基本計画原案から改善案説明会
7月 アンケート及びグループ討議実施
9月〜第2回 個別面談実施
12月 中間報告会
 
平成29年
6月 全体プラン・事業計画説明会
7月 アンケート・個別面談実施
9月 「多摩川住宅地区 地区計画」が都市計画決定される
 
平成30年
1月〜「建替え相談室」を行う
4月 修繕・再生計画調査報告会(宮城設計による)
4月 アンケート 実施
 


建替え学習会を8回開催
平成29年
3月 第1回「相続について」
4月 第2回「住居の仕様について」
5月 第3回「間取りプラン」
10月 第4回「成年後見制度」
 
平成30年
2月 第5回「建替えの仕組みについて」
7月 第6回「急増するマンション老朽化トラブル」
8月 第7回「引越しと住居等について」
10月 第8回「再生計画と長期修繕計画について」
 

 などを行なって参りました。


現在の取り組み状況
これまでの課題であった、幼稚園問題・ト号棟との共有地・ニ棟所有地問題や全体プラン・事業計画の見直しなどについていろいろ検討を重ねて参りました。
(1) 染地幼稚園問題について
・ 染地幼稚園といっしょに建替えをしていくことについて
これまで、いろいろと検討・協議を進めてきましたが、やっと話し合いがまとまり、染地幼稚園と地主である東京都住宅供給公社、ホ号棟との3者で覚書きを締結することになりました。
 
(2) ト号棟との共有地について
・ ト号棟との共有地(給水塔)について、今後はどうして行くのか、さまざまな検討を重ねて参りましたが、当初の計画どおり、共有地を建替え敷地から除いて建替えを進めていくことにしたいと思います。そのための規約改正説明会を行い、その後臨時総会を行なう予定です。
 
(3) ホ号棟街区にあるニ棟所有地 (駐車場)について
・ニ棟所有地については話し合いを持ちましたが交渉がまとまらず、今後、建替え組合ができた時にもう一度どうするか話し合いを持つことになって います。
 
(4) 全体プラン・事業計画等の見直し
・ 全体プラン・事業計画の見直し等について様々な検討を重ねて参りました。少しでも皆さんの負担を少なくするために、事業協力者と何度も交渉を続けてきました。少しでも減額になるよう事業協力者も考えてくれています。最終事業計画案の提示を楽しみにしたいと思います。
 
今、建替えをしないとどうなる
●築50年で建物はガタガタ、老朽化が更にすすんで、雨もり、水もれ、トイレなど排水の詰まり、赤水やガスもれなど、今年だけでも20件のトラブルが続出しています。
●すぐに大規模修繕が必要です。(防水修繕、耐震補強、外壁塗装、給水管修繕、排水管修繕、ガス管修繕)などこれらの工事をするには、現在の修繕積立金では足りません。一時金等が必要となります。
●長期修繕計画に基づき、計画的に修繕・改修を続けていくと、建替え以上の金額が必要となります。
これらの修繕・改修工事を続けていっても、いずれは建替えが必要になります。
それなら、今でしょう!今やらないと・・・絶対に今です!
 
今後のスケジュール
◎ 今後のスケジュールですが、来年早々に規約改正の説明会、そして臨時総会を行なう予定です。その後、「建替え決議に向けての説明会」・アンケートなどを行い、「建替え決議案の決定」や、法定説明会を行い、「建替え決議」に結び付けていく予定です。


◎ 今後も皆さまのご理解とご協力により、安全で安心な楽しいホ号棟にすべく、「建替え決議」に向けて検討を進めて参ります。どうぞよろしくお願い致します。


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