給水塔施設(ホ・ト共有)の水位検出装置の破損でした。
- 1. はじめに
- 平成29年11月26日(日)の午前7時位より管理組合に対して、「水道が出ない」との通報が、数多く寄せられました。ホ号棟管理組合は、給水塔施設共有者のト号棟管理組合役員、セコム職員と共に、給水塔内部施設に入り以下の対応を行いました。
- 2. 当日の不具合及び対応
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- (1) 給水塔内部「制御盤」に、次の警報点灯を確認しました。
- a. 受水槽減水異常
- b. 高架水槽減水異常
- (2) 緊急の処置として、手動により「高架水槽」に水を送り一時的に断水は直りましたが、a.の不具合原因が判らず、再度断水となりました。
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- (3) 住民の皆さまには、断水状況と共に、各棟1階玄関脇の水道は使用可能(本管直結による)とのハンドマイクによるお知らせを行いました。
- 注意:上記1階水道使用については、滞留分を流した後にご利用ください。
- (4) 午後、業者が現地に到着し応急処置として、受水槽に水を供給できましたが、原因不明のため、当面は手動対応としました。
- 3. 原因と今後の対策
- 給水搭受水槽は、毎年水を抜いて施設の清掃を行っています。本年は、平成29年12月4日(月)でしたので、併せて原因調査が行われました。
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- (1) 原因は、水位を調整する部品の経年使用による劣化破損とのことで、以下の報告を受けました。
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- 工事報告書(不具合原因報告)より
- ・ ボールタップ撤去後調査確認をしました所、ボールタップ本体のヒンジの破損が確認されました。
- ※ボールタップヒンジが破損してしまうと吐出に関しては、バルブ操作で水をだすことができますが、ボールタップの操作が不可能になる為、パッキンを戻すことができず、止水が不可能になったと思われます。合人社エンジニアリング(株)
- (2) 今回の兆候は前日にありましたが、十分活かすことが出来ませんでした。管理委託業者とは、「ライフラインに関わる緊急度の高いものは、夜間に関わらず即時対応を徹底する。」との確認を行いました。居住者の皆さまには、ご不便をお掛けしたことをお詫びすると共に、大変ご協力をいただきありがとうございました。
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