広報誌 清流
ご近所に迷惑かけていませんか?

 誰もが心穏やかに、気持ち良く毎日を過ごしたいと思っていますがなかなかそうはいかない場合が多々あります。特にホ号棟のような集合住宅においては様々な習慣の違い、考え方の違う人間が集まって生活しているのですからまれにご近所トラブルに発展することがあります。
 これまでもいろいろな問題が発生していますが、特に騒音問題についてはホ号棟に限らず、集合住宅の抱える大きな問題のひとつです。

 洗濯機、掃除機、楽器、子どもの走り回る音などいわゆる生活騒音といわれるものは生活しているかぎりはしかたのないものです。
 但し、ホ号棟管理規約の『多摩川住宅ホ号棟居住者の共同生活に関する協定』の第5条の一では次のように謳われています。

  • 洗濯機、掃除機等騒音を発するいわゆる家電機器の使用は、午後10時から翌日の午前6時までの間差し控えること。

 さまざまな生活形態があり上記のことがかならずしも徹底できるかといえばできない場合もあります。しかし、大切なことは居住者同士お互いを思いやる気持ちを持つことだと思います。

 子どもが小さなうちは走り廻る多少の音もしかたのないことだと思いますが、これが午後10時、11時だと問題は別です。階下の方は就寝中かもしれません。

 自分では騒音を出しているなどと意識もしないでいても結果として近所のどなたかに迷惑をかけている場合もあります。じぶんが騒音をだしているかどうかを日常的に気にしていると疲れてしまいますが、たまには上下左右の方のことを考えてみることも必要かもしれません。

 人は不思議なもので、自分の存在を無視されたと思うと些細な音も何倍にも感じます。逆に同じ音でも『こちらのことも気にしてくれているんだな』と感じるとあまり気にならなくなったりします。
 もうひとつ大切なことは、普段は平気な音でもたまたま病気の時など、『今日は頭痛がひどいので少し静かにしてもらえる?』・『今日は子どものお友達が大勢来るのでお騒がせします。』・『それじゃあ私はちょうど用があるから夕方まで出かけてくるから遠慮せずにどうぞ』(実際にあった話)とお互いに一声かけあえる環境をつくることです。
 そのためにはやはりふだんからお互いにコミュニケーションをとりあうことも大事です。

 生活していると騒音に限らず、多少なりとも他人に迷惑をかけることが発生します。その時には当事者同士、話合い、譲り合ってよりよい解決策を見つけ出す努力をしてみませんか。そしてお互いに思いやりと知恵をもって、少しでも心穏やかに気持ちよく生活できるように心がけましょう。


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