平成24年度 第5回 建替え問題検討委員会(全体会)報告
- 日時 :
- 平成24年8月27日(月)午後7時30分より
- 場所 :
- ホ号棟管理組合集会室
<議題>
- (1) 複数モデル案による資金計画試算案について
- 資料に基づき、複数のモデル案による資金計画試算案についての説明がありました。
- (2) 平成19年度モデル案の検算について
- 平成19年度モデル案との比較評価についての説明がありました。
- (3) 調布市の分譲マンション市場動向について
- 調布市の、分譲マンションの市場動向などについて資料説明がありました。
- (4) 高齢者向け返済特例制度について
- 資料に基づき、高齢者(借入申込時満60歳以上)の方が自ら居住するマンション建て替え事業等の住宅を建設・購入する場合に利用することができる、「高齢者向け返済制度」についてくわしく説明がありました。
- (5) 建替え問題検討委員会の検討経過報告会について
- 建替え問題検討会委員会の平成24年度、これまでの活動内容を報告するため、9月30日(日)午後1時30分より染地幼稚園ホールにて、報告会を開催したいとの提案があり、開催することを理事会に提案することが決まりました。
<意見・質疑>
次のような質問・意見がありました。
- Q. 資金計画試算案の住戸は全て同じ面積なのか。住戸面積のタイプを複数作ると試算は変わってくるのか。
- A. 資金計画試算案では、住戸面積を75m2に設定して各案の試算を行っております。
今後皆様方の住戸面積の希望をお聞きしながら住戸面積のタイプを調整した上で、さらに細かい資金計画の試算を行って参ります。
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- Q. B案の総事業費は149億円とあるが、以前は全体の費用が250〜300億円と聞いた。また、工事費について平成19年度と現時点では下がっているのか。
- A. ここで言う総事業費は建替組合が支払うこととなる、現在の建物の解体費と新しい建物を建設する費用となりますので、土地代評価額は含んでおりません。
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- Q. B案の149億円が総事業費であると考えた場合、単純に1住戸4,000万円で400戸売れるのであれば、我々は無償で住戸を取得できるという計算ができるのではないか。
- A. そのような計算もできますが、B案の総戸数は675戸であり、試算の結果、現況面積でも686万円の負担となっています。この試算は、あくまでも現時点での試算ですので、これで決まったわけではありません、よろしくお願いいたします。
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- Q. パーティールーム等の共用施設の面積は含まれているのかどうか。また、それらの施設を設けることで価値が上がって負担が減るようにはならないのか。
- A. パーティールーム等は共用面積に含まれます。共用施設を多く作ればその分工事費は上がります。作る共用施設によっては販売上の付加価値が上がる場合もあります。
- A. 我々の負担額は、デベロッパーが保留床をいくらで買い取ってもらえるかによって決まります。計画案では廊下・階段・共用施設を含めた共用部分の面積は約20%としており、もう少し共用部分が必要となればその分支出が増えることになります。今回の試算結果では、無償で現住戸と同じ面積を取得することが難しい状況であることが理解頂けたと思います。但し、計画案は住戸の向きや階数も様々なので、取得する場所によって負担も変わってきます。 今後は、同じ面積のパターンではなく、皆様方の希望を取りながら、納得して頂ける計画案を作って参ります。
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- Q. 高齢者の融資についての説明がありましたが、若い世帯で現在ローンを抱えている場合、二重ローンとしなければならないのでしょうか。
- A. 今までの建替え事例では、2通りの方法がありました。1つ目は、マンション建替え円滑化法で、抵当権は権利変換により移行されますので、今まで通り支払い続ける方法です。2つ目は、仮住まいが発生した場合には、ローンと仮住居費を支払う必要があるため、それが難しい方には建替え組合が費用を立て替えて、建物の引き渡し時に再度ローンを組んで頂くという方法です。
- A. 現在のローンを組んでいる方の相談もアンケートなどで伺いながら、今後高齢者融資以外の融資問題などについても、しっかり勉強していきたいと考えています。
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- Q. 清流242号に過去の検討内容が記載されている。長谷工さんにも確認して頂いて検討を進めて欲しい。
- A. お話の件は、コピーをお渡ししております。
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- Q. 過去検討した時点から、東日本大震災を経た現在とでは、防災についての考え方に大きな変化があり、過去の検討内容を見直す必要もあるのではないかと思います。
- Q. 高齢になると、意見を述べるにも、概念的なものになってしまう。これから20年30年先も多摩川住宅に住んでいく若い人たちに、もっと委員会で意見を出して頂いて、議論となるような運営をお願いしたい。
- A. これからも、さまざまなご意見をお伺いしながら、検討を進めて参りたいと思っております。今後とも、よろしくお願いいたします。
- (6) その他
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- 井上事務局長より、9月14日(金)弁護士による無料の相続等についての個別法律相談会を開催するとの案内があり、[清流]への掲載と各階段に案内を掲示していくことについて報告がされました。
- 委員長より、次回の全体会は9月24日(月)午後7時30分より開催、30分程度延長になることもあるので、よろしくお願いしたいとの案内があった。
越智理事長より閉会の挨拶があり、全体会を終了した。
※ 意見や質疑の中でB案とありますが「9月30日経過報告会」の資料として皆様方には配布されます。
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