広報誌 清流
新年のあいさつ

平成24年をむかえて
理事長 藤野 馨

 新年明けましておめでとうございます。穏やかな正月です。

 昨年春は、大地震、大津波、秋は、台風、洪水、自然災害の恐ろしさを、いやというほど味わいました。加えて、原発事故、人間の思い上がりを恥じました。
 東日本大震災、被災地の復旧支援、多くの方々のボランティア活動を通じて、絆という言葉が使われました。家族の絆、友達の絆、地域の絆、ホ号棟の絆、どれも大切な絆です。
 ホ号棟の絆の力を頼りに、乗り越えたい課題がいくつかあります。そのひとつに、多摩川住宅の街づくりがあります。
 ほぼ半世紀前に一団地として造られて、モデル団地といわれました。 配線、配管は地下にあり、景観を保っています。遠くに富士山・丹沢山塊近くには、多摩丘陵を背負う多摩川、この景観は、ホ号棟の資産ともいえます。
 今後、100年先を見据えて、どんな街づくりをするか、 高齢化した居住者、高齢者の施設が必要でしょう。同時に、活性化を図るためには、多世代がともに楽しく住める、共用の施設が必要です。
 大規模な団地だからこそ実現できる余地があります。ただ、ハ、ニ、ホ、ト、の分譲4管理組合だけでなく、東京都住宅供給公社を含む団地全体の力があれば、何とかなるでしょう、いやなんとかしなければなりません。
 昨年暮 調布市、狛江市に、条令に基づく地区計画協議会、の申請をいたしました。ということは、多摩川住宅の居住者自ら、地区計画を作り、申請する、ということです。
 特に、地区整備計画、各地域毎に、実行可能なところから、具体化する、段階的に実行するという事です。建替えにあたっては、IT化に即した建替えを考えたいものです。

 一方、我々のコミュニティ、ホ号棟は楽しいところです。
 地域活動委員会の皆様の働き、たまりば委員会の月2回の「サロン・タマリバー」、日々、ホ号棟中を見回り、整備してくださる、タマホ会の皆様、各クラブ活動の皆様、また、ホ号棟の多くのイベントの際、面倒を見てくださる方、お手伝いをしてくださる方々。 団地祭り、地域運動会、花見の会、花火の会、月見の会、餅つき、大忘年会、それに、新しい試み、屋形船、海から見る東京、華やかでした。楽しい会、有難う御座いました。今年もよろしくお願いします。


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