広報誌 清流
多摩川住宅【街づくり(地区計画)準備会】平成23年度 第5回 役員会 報告
日時 :平成23年8月18日(木) 午後7時〜9時30分
場所 :多摩川住宅 ホ号棟管理組合 集会室
出席者 :準備会役員12名、供給公社2名、調布市4名、狛江市2名、アドバイザー1名
 

<報告事項>

多摩ニュータウン・諏訪2丁目住宅について
 新聞等で多摩ニュータウンの住宅建替え問題が報道されている。準備会は、8月15日に多摩市都市環境部都市計画課の森田主査と面会して、内容を伺った。
 諏訪住宅は、諏訪地区および永山地区を一団地として開発され、今回の建替えは諏訪地区に地区計画をかけ先行的に進めている。
 建替え計画推進の背景には、少子高齢化等により諏訪、永山地区がゴーストタウン化しては困るという行政の意向があり、行政側から住民に対して地区計画を提示した。諏訪2丁目団地の建替えを成功させて、その実績を軸足にして今後につなげたい。

<協議事項>

1. 準備会から協議会へ向けて
平成23年度における各単位会の支持状況
 各棟の総会時における「準備会 → 協議会」の案件について、一覧表を作り中間報告として提示した。
 各棟の特徴はあるが、全体として案件の支持は「受け入れられた」と考えられるので、更に整理して最終報告としたい。
2. 多摩川住宅【街づくり(地区計画)協議会】会則(案)
* これまでの準備会会則を基礎とした、協議会会則(案)を提示した。ポイントとしては、次の内容を含んでいる。
  1. 各単位会の活動実績を重視し、各棟の協議会会員の選出は、各棟が主体で進める。
  2. 住民は、協議会の役員会に対して、書面をもって質問等ができる。
  3. 協議会は、誠意を持って回答する。
各単位会からの意見は、9月8日までとした。
3. 地区計画策定のプロセスについて
【辻村・アドバイザー】
 「地区計画のプロセス」としては、まちづくり(地域と連携)、建物づくり(コミュニティーとの連携)、環境づくり(自然との連携)という大きな三つの柱を立て、それぞれについてその上位計画である「調布市の南部地区街づくり方針」や狛江市の「都市計画マスタープラン」、また「多摩川住宅の現状と課題」との整合性を保ちながら「地区計画」を制定してゆくというものである。
 また、「多摩川住宅の建替えの方向性」については、調布市における人口動態調査(南部地区)や狛江市の人口推計によっても、今後一層の高齢化が進むため、今まで以上の高齢者対策が必要であるほか、多摩川住宅地区を活性化するためには、若年層の定住誘導が不可欠となってくる。
4. 調布市の景観基本計画について
* 新たに始まった、景観条例に関する説明を調布市にお願いした。
【調布市・河野氏】
 まず、「景観とは何ぞや」という点であるが、「景観」は主観的な要素が大きいため、いろいろ議論が出ると考える。調布市としては、過去において「地域別街づくり方針」関係で3年間にわたり30回以上の市民検討会を持って議論して成案を得たが、景観についても地域の活性化とも絡むため、何が重要化ということをよく検討して、基本となる計画案を策定する必要があると考えている。

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