広報誌 清流
第5回 防災(避難)訓練 開催

 晴天にめぐまれた11月7日(日)午後1時より第5回目の「防災(避難)訓練」が開催されました。
 昨年は主に「AED」体験、一昨年は「車イス」体験と毎回テーマを変えて実施していましたが、今回初めて「起震車」が来るということで楽しみにしていた方も大勢いらっしゃると思います。
 この「起震車」はこれまでも毎回申込みをしていたのですが、東京都で2台と台数も少なく、抽選のためはずれていたのです。

 訓練開始は午後1時からですが、午前10時には炊出し班が集会室で250人分のお湯で戻したアルファ化米、クラッカーと飴を一人分づつ袋に詰め、さらにそれを階段ごとに大きな袋に詰め配布の準備をしていました。

 午後1時、いつもと同じように、各棟の担当理事などの呼びかけで一斉に避難が開始されました。
 もう5回目ということで、みなさん落着いて粛々と集合場所のさる山公園に集合しました。消防署との行き違いで「起震車」は到着していたのですが、それを動かす許可が出ないので、集合場所のブルーシートに腰を下ろしたまましばらく待つことになりました。待つ間に「非常食」などの配布を済ませ、1時30分より、いよいよ「起震車」体験が始まりました。

 1回に4人づつ車内に入り、かがみこんで備え付けられたテーブルの脚にしっかりと掴まった時点で揺れ始めます。震度7の横揺れと縦揺れが交互に襲ってきます。起震車のテーブルはしっかりと固定されているのでちゃんと掴まってさえいれば危なくないと思ってはいても、その揺れはかなりなものでした。

 初めから『怖いからいやだ!』と遠慮する人、進んで手を挙げる人、様々な反応の中で、意外にも子どもは『楽しい!』という子が多かったようです。どうも遊園地か何かのアトラクションのように感じているようでした。
 体験はしたものの立ち上がれなくなる人、見た目よりも実際の揺れにびっくりする人、様々な反応でした。

 この日はこの他に「初期消火」の訓練、子どもたちは「消防車」への乗車体験などもあり、3時前に無事終了し、約210名の参加者(居住者の約26%)は解散しました。

 今回、ハンドマイクの劣化によるのか、担当理事の呼びかけが聞こえなかった棟もあったようで、早々に備品の整備を行う予定です。その他、消防署との時間の行き違いなどでみなさんにご迷惑をおかけしましたが、この経験を生かし、また来年に臨みたいと考えています。

 また、11月9日(火)には、毎年実施している「防災(避難)訓練」や「火災警報器」の全戸設置などが認められ、ホ号棟管理組合が消防庁より表彰されました。これをきっかけに益々防災に関する意識を高め、訓練も充実させていきたいと思っています。
 そのためには何よりも住民のみなさんの協力が必要となります。自分たちはもちろんのこと、少子高齢化という問題を抱え、弱者といわれる方々をいかに災害から守っていくのか課題はたくさんあります。これからもみなさんのご協力をお願いいたします。 


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