【街づくり(地区計画)準備会】 II.第4回役員会 報告
【街づくり(地区計画)準備会】 II. 平成22年度 第4回役員会 報告
|
・日 時 | 平成22年9月16日(木)午後7時 〜 9時10分 |
・場 所 | 多摩川住宅ホ号棟管理組合 集会室 |
・出席者 | 準備会役員11名、調布市2名、狛江市1名、アドバイザー1名 |
|
協議事項
(1) 年間事業計画(スケジューリング)について【辻村アドバイザー】
前回の説明は大綱だけであったため、もっと詳しく目標及びスケジュールを明記しました。説明会ではついて行けないと言う議論もありましたが、決して強引に進めるものではなく、皆さんの考え方によって進める予定です。
-
容積率と高さの検討に関しては、地区計画に記述する項目のうち、もっとも大切な骨格となる事項です。容積率は地区計画によって自動的に200%になりますが、高さに関しては建ぺい率とも連動しており、25メートルをどう緩和するかということが大きな問題です。ホ号棟だけではなく、他の号棟も高層化の恩恵を受けられるように工夫する必要があります。
-
日影に関しては、3時間以内の日影規制であるために、具体的な建物配置計画を十分考えた上で、問題がないように対処する必要があります。道路、公園、広場のスペース、位置については、土地利用の用途に合致したものでないと、行政からの合意を得られにくいので、手続き面で行政との事前相談が必要になります。
-
大団地では実際上、原則として一気に建替えを実施できないため、各号棟の事情により合意形成ができた段階において、段階的に整備計画を図るという多摩川住宅の方式が、先駆的なモデルとなると考えます。この場合でも、事業計画についてはリアリティが必要になるので、将来後発の各棟がどのような計画を導入するかということを決める必要があります。
-
全体の将来のマスタープランでは、例えば40年後には多摩川住宅はいかにあるべきかという「将来像」をどう作っていくかということが大切で、ある程度具体的な地区整備計画の中味まで合意する必要があるかも知れません。
すなわち、例えば10年後に後発の号棟が建替えを実施する場合には、各号棟に共通する街並みの一体感、容積率、建ぺい率、高さなど、守るべきルールを定めておく必要があります。
(2) 地区計画の具体的推進について【辻村アドバイザー】
地区計画の具体的推進方法については、資料に示すように、骨格的な事項に関する共通ルールを定めるものですが、その手順は表のとおりです。地区計画の目標、区域の整備、開発、保全に関する方針に関して全体として合意をすることになります。地区整備計画には、骨格的なもの、骨格以外のものに二分されます。
骨格的なものは、例えば地区施設として、公園は面積の何%で2〜3箇所、容積率、建ぺい率、高さは各号棟ごとに、それぞれの事情に応じて200%、60%、50メートルというように決めます。もし現行の5階建てを当分継続する号棟の場合は、高さ25メートルで設定します。
骨格以外のものとしては、その時期が来れば実施する事項になりますが、どの範囲までを計画決定するのか、あるはフリーハンドにするのかを決める必要があります。
(3) 多摩川住宅の「地区計画」策定に向けて
青木事務局長より次回までに「地区計画の具体的推進」及び「目標と方針」について、各号棟の意見を提出するように提案があった。
次回は、10月21日(木)7時から開催します。
|