広報誌 清流
【街づくり(地区計画)準備会】 I.事業計画(スケジューリング)説明会 報告

I.平成22年度 事業計画(スケジューリング)説明会の報告

・日 時平成22年9月12日(日)午後2時 〜 4時10分
・場 所多摩川住宅はむね団地管理組合法人 集会場
・出席者準備会役員5名、辻村アドバイザー、準備会会員他 計66名
 

議事内容
 辻村氏より【街づくり(地区計画)準備会】の今年度のスケジュールの説明がパワーポイントを用いてなされた。
 要点となる項目は月別のスケジュールとして「清流270号」10・11ページに掲載されているが、これによってホ号棟の建替え問題検討委員会のスケジュールも他号棟に初めて発表された。
 以下説明部分は省略して質疑応答の中の主なものをあげる。

質疑応答

Q.【ト号棟・Y氏】

本日の説明に関連した第一の疑問は、このスケジュールはホ号棟のための計画ですか。

ト号棟においては、これから建替えを行うのか、又は修理を行うのかの検討を始める段階であるのに、どんどん計画を進めても、多摩川住宅全体の合意を得られないのではないかと思います。また地区計画に関しても、住宅供給公社の方針や意向が分からないのに、どう対処するつもりですか。

第2の疑問は、多摩川住宅の一団地の住宅施設を、地区計画で変えるためには全体の合意がないと変えられないと説明しておきながら、ある程度行政が了解すれば、一単位会だけでも変更できるという説明でした。しかしながら、この問題は住民の総意によって行うべきであり、準備会の役員会としては、もっと考えるべきではないでしょうか。

 

Q.【ト号棟・I氏】

関連質問ですが、このスケジューリングの中味はその方向で役員会が合意したものですか。あるいは辻村先生が検討案として作られたものですか。ト号棟として、また一般権利者としても、この内容についていける状態ではないと思います。本年度中に地区計画を決めてしまい、来年度は地区整備計画を作るというスケジュールは、準備会の役員会で決められたのですか。

 

A.【藤野会長】

この計画案は、準備会として作ったものであり、アドバイザーの辻村氏にはこれを補足していただいたものです。

 

A.【アドバイザー・辻村氏】

誤解されると困るのですが、今回の地区計画が出来上がっても、直ちに各号棟が建替えをする必要はないということです。これが決まったからといって、直ちに他の号棟に対する拘束力が発生するのではありません。もし、将来、他の号棟が建替えをする場合における「多摩川住宅全体の方向性、目標のスケジュール」を説明したものです。
ある号棟で仮に10年先に建替えをする場合があるかも知れないので、将来のために多摩川住宅の全体像を検討して行くものであります。
もちろん、ト号棟あるいは公社には、それぞれ考え方があると思いますが、このホ号棟の欄の説明は、あくまで参考のために添付したものであり、ホ号棟が検討している先例、例題として理解していただけると良いと思います。あくまでホ号棟のモデルとして参考までにご説明するものであり、これと併せて他の号棟での検討を行うことを求めてはいません。

 

Q.【ト号棟・I氏】

建ぺい率、容積率、高さ制限などの規制を緩めることに関しては、反対はないであろうと思います。道路、緑地など、公共的な施設についても書かれていますが、これも含めて、ある程度ステップ・バイ・ステップで進め、皆で話し合っていかなければならないと思います。しかし、3月末までに地区計画を作ってしまうという案については、果たして可能なのか疑問があります。やはり具体的なものについての議論がないと、「地区計画」は策定できないのではないかと思います。

 

Q.【はむね・K氏】

只今の意見に関連しますが、合意形成に関する成熟度の差により、建替え計画に差が出るのは当然であると思います。それにしてもマスター・プランに関しては、全体の合意形成が必要であると考えます。このスケジューリングについては、全体のマスター・プランの「共有」と「合意」がなされていないのであり、この事業計画は先走り過ぎているのではないかと考えます。

 

A. 【アドバイザー・辻村氏】

「合意」という言葉は、デリケートな問題です。
第1段階では、「多摩川住宅全体の方向性」についての議論です。例えば、将来的には少子高齢化に対応して、子育て支援施設や高齢者向けの施設を設けるなど、将来のビジョンを含めて、地区整備の基本的な計画を作るのですが、この段階ではイメージ的なものに留まるでしょう。これについては、多分皆さんの了解を得られるであろうと考えます。

第2段階では、号棟と号棟との間の並木や建物の間隔などですが、これらがバラバラでは困るので、全体にかかる骨格的なルールを決めるものです。各号棟でどんな建物を作るかは、後で各棟が独自に決めて良いと思います。ただし、先行しているホ号棟では、このようにするという内容であります。不足している機能については、将来どの号棟が負担するのが良いのか、決めかねるであろうと思います。

 

Q. 【ト号棟・Y氏】

辻村氏の説明するとおり、各号棟、公社でマスター・プランを作るときに、老人ホームやスーパーを各号棟で作る必要はないと思うので、公共施設の必要性、その配置などを、予め皆で話合いをして決めるのが大切であると思います。

ホ号棟の計画をまずいと言っているのではなく、あまりに温度差が大きいので、ホ号棟が一方的にやられると、疑心暗鬼になるのです。先ず、各号棟がまとまったプランを出し合って、皆の心を一体化してゆく必要があると思います。

 

A. 【アドバイザー・辻村氏】

本日の説明会でも、各号棟の皆さんにご出席していただき、将来の多摩川住宅の地区計画をどのようにして作るのかをご説明し、またその素案を皆さんの各号棟にフィードバックして行く予定であり、決して押し付けるつもりはなく、皆さんのご意見を容れて進めていく考えであります。

 

Q. 【ホ号棟・K氏】

多摩川住宅の建替え問題に関して、号棟間での温度差があるのは当然であると思います。住民の高齢化にともない、足腰が弱り階段を上がれないために、国領に仮住まいをされている方は、ホ号棟の建替えが終われば、また帰ってきたいという方もいます。温度差はあるとしても、他の号棟の皆さんにもぜひ協力して欲しいと思います。

 

Q. 【ホ号棟・Y氏】

本日の説明会の出席者を見ても、30歳から40歳代の若い人が少なく、お年寄りが多いと思います。各号棟とも若い人たちが今後も長く居住されると思うので、ぜひ若い人たちが参加するように働きかけて欲しいと思います。

 

A. 【中台副会長】

本日はいろいろなご意見が出ました。この多摩川住宅は戦後の住宅難の中で、昭和38年の新住宅市街地開発法に基づき、何もない水田の中に、国、東京都、住宅供給公社により「一団地の住宅施設」として誕生しました。当多摩川住宅でも、今から準備して掛かれば、10年後には全体の建替えが完了するであろうと思います。

いろいろな意見が出て来るのは当然であります。我々高齢者の手で計画を立ち上げ、 これを子ども達の世代に譲って行けば良いのであり、そのお膳立てをするのは我々高齢者の責任であると思います。若い人、能力のある人に、この街を引き継いで行くために、自分達の意見で街を作り、後継者に橋渡ししたいと考えています。


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