広報誌 清流
老朽化マンション対策会議 (第2回研究部会)

日 時:

平成22年9月2日(木)14時〜16時

場 所:

政策研究大学院大学 5階講義室(六本木)

出席者:

幹事会メンバー19名および新規10名など (約60名・国土交通省も)、
管理組合 藤野、井上、山口(7棟)、臼井

 

議 題

管理組合からの実情報告
コープオリンピアからの提案(昭和40年3月竣工)

  • 建替え決議への賛成状況は組合員の90%以上であったが、議決件数で72%と8割にいかず、建替え決議を延会した。(平成21年4月)
    建替えを8割から7割まで下げられるか、法改正を望む。

美竹ビルマンションからの提案(昭和34年)


  • 平成18年3月 建替え決議(不成立)
  • 建替え決議(全員賛成による可決)
  • 平成22年2月 (権利変換条件に関する参加組合員からの提案・説明会実施)

稲毛海岸三丁目団地からの提案(昭和43年・784戸)


  • バブル期の建替え賛成率は90%強
  • コンサルタント委託 デベロッパー選定(平成8年〜12年)
    合意率(議決権割合)81.5% 棟別で8棟が80%未満(2棟が3分の2以下)
  • 平成19年〜20年 アンケート調査の結果、建替え賛成者は6割程度、高齢化が進むにつれ、体力的・精神的に環境の変化を望まない

これ以外にも、


  1. 同じ場所での建替えでなければ建替え決議が出来ないこと
  2. 区分所有者ではない敷地利用者がいる場合に合意が必要なこと
  3. 建替え決議は決議無効の訴えがいつでも可能となること
  4. 建替え決議の際の建替え計画の変更が困難であること
  5. 住所不明者等の取扱いの苦慮すること

 など、沢山の問題点が出された。これらを分析しながら国土交通省への持ち上げを考えていきたいという。

 今回は初めてであるし、また国土交通省などや都なども含めて、地域にいる区分所有者がこれからどのようにして「地域貢献」をするのか、管理組合は試されているとも思える。


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