広報誌 清流
交通バリアフリー教室が行われました

防災担当理事 / 村松 忠夫



 平成22年6月6日(日)午後1時より、給水塔前広場において「交通バリアフリー教室」が開催されました。当日は約50名の参加者があり、藤野理事長のユーモラスな挨拶で始まりました。

 国土交通省関東運輸局、京王バス、宮園自動車(株)、調布市社会福祉支援センターのスタッフの皆さんのご協力を得て実際に京王バスとハイヤーを持ち込み、大変有意義な行事になりました。

 特にご自身が脳性麻痺で障害をかかえている若者の、障害に負けないで頑張っている体験談なども聞けてとてもよかったと思います。

 今回は、
・車椅子利用のノンステップバス乗降
・車イスとストレッチャー利用のリフト付きハイヤー乗降
・ゴーグルを使用して白内障患者のバス乗降体験
の3グループに分かれそれぞれの体験をしました。

 現実に高齢化の心配が迫ってサポートを必要とする方々はもちろんですが、サポートをする方にとっても高齢者や障害者に対してどのようなやり方がよいのか大変参考になりました。

 参加していただいた皆さん、お世話いただいた関係者の皆さん本当にありがとうございました。

 今後も機会をみて、このような勉強会を続けていきたいと考えています。今回参加できなかった方々も次回はぜひ参加していただきたいと思います。

感想を伺いました…
 『いろいろな擬似体験ができてとてもおもしろかった。
 特にゴーグルを使った白内障の体験では、手術をしなければこんな世界になるのかとおそろしかった。』(10号棟/大貫 花子)

 『回覧板で回ってきた「交通バリアフリー教室」を見た時に、これは大事なことだなと思いました。参加することはすぐに決めたのですが、参加してみてやっぱり良かったと思いました。
 まず、障害者の方の話を聞いて、障害者の方との関わりは普通でいいんだということ。その人がどうしたいかを聞いて手助けすればいいと分かりました。そして、いずれ高齢者になった時に私たちも同じように思うのでしょう。
 たとえば歩くことが出来なくなっても車椅子で公共のバスや車椅子用のタクシーを利用すれば出かけることが出来るのです。いろいろ体験してみて、それぞれ体に負担を少なく移動できるようになっています。大がかりでなくても使いやすい物がありました。人を運ぶ布製の品物は、5階建ての今の団地には持ってこいの道具だと思います。(ホ号棟では2組購入する手配済)また、車椅子体験やゴーグルを付けての白内障体験は、大変貴重だったと思います。
 今回はいい体験をさせていただきありがとうございました。また、このような機会をまた作ってほしいと思います。』(11号棟/安達 美貴子)


ページ先頭へ戻る