広報誌 清流
多摩川住宅「街づくり(地区計画)準備会」「目標」及び「方針」について

 平成19年12月10日、ホ号棟管理組合は、多摩川住宅「街づくり(地区計画)準備会」に対して、これからの多摩川住宅として、(地区計画)の「目標」や「方針」を提案している。
 内容は、次表の通りだが、実際のところ、他の号棟については「目標」も「方針」も、(地区計画)に絡むものとしての認識ができていなかったきらいがある。
 これ以降、「目標」や「方針」について、(地区計画)準備会として協議ができなかった。
 今この時期に、「目標」」や「方針」について、もう少し議論をかみ合わせる必要もあり、当時の準備会での内容をここに掲げる。

 ホ号棟では、この内容を基にしながら、作業部会で取り上げられた14項目の内容を、付け加えていく方法を考えている。
 いずれ具体的な形で、多摩川住宅としての「目標」や「方針」が、調布市・狛江市に提案していくことになる。
 当面、四役会議、検討委にて討議し、多摩川住宅全体としての内容を理事会などで協議していくことになる。


多摩川住宅「街づくり(地区計画)準備会」の目標、方針

2007年12月10日


☆ 名称 : 多摩川住宅地区計画
☆ 位置 : 東京都調布市染地3丁目及び狛江市和泉 地内
☆ 面積 : 48.9ヘクタール

☆ 地区計画の目標

(1)多摩川の河川環境・親水環境を活かし、河川敷のオープンスペースと連続性のある緑と広場・公園など潤いのある景観・環境を、多摩川住宅敷地と一体的に整備する。

(2)調布・狛江市の都市マスター・プラン(都市整備方針)に定められた「水と緑の拠点、安らぎの住居(定住性の高い集合住宅)」を具体的に実現していく。地域の防災の向上と、バリアフリーなど安心、安全な住宅環境を確保する。
地域で継承される良好なコミュニティーを更に進化させる目的で、地域内の防災避難広場の整備及び耐震性の向上、良好な避難経路の確保をする。

(3)少子高齢化社会に適応した街づくりとして、身近に福祉、医療、保健の機能を享受できる仕組み及び防犯性の高い街づくりを目指す。
また、具体的にそのことを新たに確保・検討していくことなどを目指す。

(4)多世代の人たちが、共に安心して暮らせる住環境や、用途に応じた施設などの再検討・再構築を図り、人がつながりあう街をつくる。

(5)周辺商業地、通勤に便利な私鉄駅との動線を検討し、住民の更なる交通・移動の利便性を確保し、街の活性化を図る。

☆ 土地利用の方針

(1)近隣住民及び訪問者のオアシスになっている多摩川の自然環境を最大限活用して、多摩川住宅との連続した水と緑地環境の整備を目指す。

(2)多摩川と多摩川住宅の動線の連続性、一体性の確保を図り、景観や眺望を活かすための用途構成、建物(住宅棟など)形態との調和、整備を推進する。

(3)周辺住民の広域避難場所である多摩川と連動する防災拠点などを、全体的に検討し実現していく。

(4)多摩川住宅全体として高齢化してきていることを勘案して、高齢者関連などの社会資源のあり方と設置などを検討し確保する。

(5)教育施設や公園機能、スポーツ関連機能など、地域にもオープンスペースを確保する。また、軒並み景観との連続性にも配慮し、多摩川住宅の環境整備及び風の道を確保する。そのために用途構成、建物形態などの配慮をする。

(6)広大な敷地の多摩川住宅全体のバリアフリー環境を確保し、利便性のある誰にも優しく安心、安全な街を構築する。


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