広報誌 清流
調布市役所との協議
  

 調布市都市計画マスタープランおよび多摩川住宅「街づくり(地区計画)準備会」など絡めて、ホ号棟では5月13日(水)に調布市役所と話合いを持ちました。
 市役所からは、7名もの人たちが集まり、多摩川住宅の「建替え」について機敏な対応をしてくれました。

日時:平成21年5月13日(水) 午前10時〜同11時30分
場所:調布市街づくり推進課の会議室
出席者:調布市7名
ホ号棟4名
山下設計1名
 

1. 事業推進上の共通課題、共通認識

(1) 都市計画マスタープランとの整合について
染地エリアについて、ホ号棟からの提案がプランに加えられたか

<中高層住宅ゾーン(染地エリア)>
街づくりの方向性
 耐震上の安全性確保と住民の高齢化に伴う居住機能の更新、改善を行う。
 また、福祉、健康支援機能の導入、住民参加型の街づくり、新たなコミュニティー活動の創造に寄与できる機能の導入をはかる。
 多摩川の自然資源、エネルギー資源を活用した次世代の環境モデル住宅を整備推進する。

<将来市街地像(染地エリア)>
 防災・防犯性の向上と21世紀に向けた新しい都市型集合住宅・環境共生住宅のあり方、多世代型コミュニティー社会の形成のあり方のモデル地区とする。
 調布市の深大寺・神代植物公園の2つの環境拠点(緑と水)をリンケージ(つなぐこと、結合)する南の環境拠点を形成する。

5月20日(水)に染地などについての総括が開かれる。この時期には上記の内容について、ある程度の方向性が示されると思われる。(市役所)

6月以降に「八州」との話合いがもたれる。そのときには確認される。(市役所)

11月になると、「中間報告会」が開催されるので、そのときまでには確定的なことが「文書」などで住民に提示される。(市役所)

ホ号棟としては、2つの提案のほかに「街づくり市民検討会」における地元提案の反映、街づくり活動の継続的展開と住民参加意識の醸成などを訴えた。(ホ号棟)

今年度の都市計画マスタープラン見直しでの、当ゾーンの位置づけと多摩川住宅の整備の方向付け(地区計画の整備の目標・方針に連動する)などを考慮することを市側に提案をした。(ホ号棟)

 
(2) 地区計画との整合について

「一団地の都市施設」を解除し、地区計画の都市設計を定めることで良好な環境の継承と新しい創造が可能。(ホ号棟)

多摩川住宅独自の環境特性を活かした、具体的な整備手法、整備プログラムを検討する。→民間事業者との参画なども考える。(ホ号棟)

ホ号棟の内容については、本格的なことはこれからになるが、充分に提案を考えていきたい。(市役所)

 
(3) 建築基準法86条の変更について

整備目標と方針の実現を優先させた、弾力的な法の運用と緩和(ホ号棟)

地域貢献、環境整備などを総合的に評価した、制度運用及び対応(ホ号棟)

地元街づくり活動や事業推進を支援するための、変更手続きと解釈の幅(ホ号棟)

第86条については、市だけではないので、充分に協議を重ねながらこれから問題解決を図りたい。(市役所)

狛江と調布には、今年度の広域連携として予算などをもらっている。建設スタディなどで検討していくつもりだ。(市役所)


 そのあとホ号棟が現在抱える「建替え検討スケジュール」(共通項目)について、山下設計の辻村さんから提案および状況報告がなされた。

 1年分の予定について、5月から来年4月までを4等分して、「建替え検討・ホ号棟」「地区計画検討」および「説明会・行政」について説明をした。
 この表は10月までを第一段階とし、市役所などとの話もその時期に開かれることなどがある。

 いずれも「説明会」や「行政」とは充分関係を保ち、困難性を乗り越えていくこととなる。

 なお、「建設通信新聞社」が4月30日に発行した記事について、内容などを市に説明した。


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