広報誌 清流
平成21年におもう

理事長 藤野 馨

 ホ号棟380家族の皆様、明けましておめでとうございます。

晴天に恵まれた正月、多摩川に出てみました。真っ白で壮大な富士山、枯れ草で覆われた河原、美しい自然、多摩川住宅の資産、大切にしたい。

 今年は、この自然を大切にしながら、建替え計画を具体的にしたい。

建替えを行うためには、多摩川住宅全体を、「将来どんな街にしたいのか」多摩川住宅建設当時、40年以前に作られた、教育施設、銀行、グランド、商店、公園、道路の広さ、このままでよいのか? 不足している施設などはないか? 高齢者のための施設は、災害時の避難場所は、育児施設は、などなど、21世紀にマッチした快適な街とはどんな街なのか、多摩川住宅全体の住民発意で計画することが必要です。このため、「多摩川住宅街づくり(地区計画)準備会」を立ち上げ、調布市、狛江市の条例に基づく準備会として、認定してもらいます。

 

ホ号棟では、二度にわたる作業部会などで、多くの課題を抽出しています。こうした課題を充分理解し解決したいと、ホ号棟の建替え問題のコンサルタントとして、(株)山下設計が参加して下さっています。心強いことです。



 

多摩川住宅が作る地区計画の上位計画として、調布市、狛江市の都市計画マスタープランがあります。調布市では、市民参加で10年ぶりに計画の見直しを行っています。
我々、多摩川住宅の住民としても、積極的に参加して、意見を述べたいと思います。



 

「都市計画マスタープランの見直し」、「多摩川住宅地区計画の作成」、「ホ号棟の建替え計画の具体化」、この三つを同時並行で行います。



 

幸い、多摩川住宅の皆さんは、意識の高い方ばかりです。この意識が住民の生活を向上させたいと、ポジティブな方向に統合されたとき、大きな地域力になります。多摩川住宅の地区計画の作成という、誰が見ても難しい問題解決のために、地域の力が必要です。



 

先ず、ホ号棟の皆様の力が必要です。
今年は、正念場です。皆様と一緒に難事業を成し遂げた悦びを味わいたいと思います。



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