調布市との情報交換、交渉などを前に、多摩川住宅関連の調布市議と話し合いを下記により行ないました。
これは、これからの建替えの進行上、市や市議会と密接な連携が必要であるとの判断から実施されたことです。当日は、初めてということもあり、ホ号棟からの情報提供や情勢分析の説明が主たるものになりましたが、今後も機会を捉えて話し合いを持つことで、双方が一致しました。
- 日 時
- 平成20年7月8日(火) 午後1時〜3時
- 場 所
- ホ号棟管理組合集会室
- 出席者
- ★調布市議会議員
- 雨宮、鮎川、漁、ドゥマンジュ恭子議員(ア順)
- ☆ホ号棟管理組合
- 藤野理事長、近藤財務局長、井上理事、
村松理事、霜村理事、臼井事務局長
1 議 題
(1) 多摩川住宅ホ号棟における老朽化したマンションの建替え進捗状況
- a. 建替え検討推進の決議と建替え推進態勢の構築(前4回の総会結果など)
- ☆ ホ号棟の組織的な活動と経緯を説明した。
(2) 多摩川住宅【街づくり(地区計画)準備会】の経過
- a. 街づくり(地区計画)計画の必然性と住民発意への支援要請
- b. 調布市の新しい街づくり計画の基調は?
- ・南部地域の中間報告の実現性(行政と住民の共同行動)
- c. 新・地区計画→「一団地の住宅施設」解除の方向性
- ・多摩川住宅および近隣地区との交流を展望した計画案の作成
- ・地域住民が主体となり行政が支援をする計画
- d. 地区計画の対象範囲(多摩川住宅全体の動きとホ号棟住民の高齢化等)
- *町田山崎団地の地区計画(一団地の住宅施設から分離、地区計画承認)
- ☆ ホ号棟が知りえた情報について、説明をした。
- ★ 多摩川住宅全体の整備計画が合意されれば、次はホ号棟地域の具体
的な整備計画を立てればよいと思われる。
(3) 「街づくり協議会」「ホ号棟建替え問題検討委員会」へ市からの参加及び支援
- ☆ 市へ上記のことについて、支援を呼びかけてほしい。
- ★ 《準備会》の承認申請を受け入れるということは、協力体制をとることを想定していると思われる。
(4) 多摩川住宅と国領駅(もしくはその北先)までのバス路線の開通
- a. 多摩川と住宅地及び商業地を結ぶ具体的な手段とは?
- b. 調布の一極集中から仙川、国領、調布など多極化と南北間の交流
- ☆ 調布市の街づくり構想と軌を一にして、住民サイドからの提案である。
- ☆ 市役所には、非公式に話をあげている。街づくりの準備会が市から承認されれば、正式に要望を提出することになる。
(5) 調布市の防災計画と多摩川住宅との関係
(一時避難場所→広域避難場所→避難所の実態と今後の対策)
- 避難所(染地小学校)の規模的不備(多摩住の住民は想定していない)と、確固とした 備蓄などの整備
- 多摩川沿岸を広域避難場所にしておきながら、その整備が出来ていない。
- 一時避難場所及び広域避難所におけるトイレ問題及び給水施設、防災倉庫の整備など
- 南部地域総合体育館の設置(多摩川親水との連動、防災拠点・南部の核)
☆ 趣旨について、説明をした。
(6) 「街づくり」「再開発」「大規模マンションの建替え」等に対する経費的な支援
- a. 市単独援助
- b. 都、国、市の補助制度
- ☆ 市役所に調査を依頼すると同時に、ホ号棟としても有利な状況を構築していくために、コーディネーターとともに調査を開始する。
(7) 南部公民館、総合スポーツ施設と広場、公園の設置
- 調布の看板である【多摩川】を、もっと市民が利用できるような場としていく。
- 水と緑の憩いの場(駐車場の整備、バス路線の確保)、防災拠点、地域交流、活動拠点としての総合体育館(北→深大寺、中間→関東村、南部→多摩川住宅)
(8) 再開発に係わる高さ制限の撤廃
- ☆ 高さ制限が25mでは、どこの分譲団地でも建替えは出来ない。
- ☆ ひとつの社会政策、都市政策として、高さ制限の撤廃を市に依頼するつもりだが、その際にはご協力をお願いしたい。
(9) その他
- ★ ホ号棟が建替えに向かっていることは、充分に承知している。
- ★ 全体を把握できるように、チャート図、日程表を作成してみたらいかがか。(ホ号棟の建替えに向けての進行図、街づくり協議会の進行図、行政(市)の流れを対象にしたような図)
- ☆ 建替え決議、建替え組合の設立を展望して考えてはいる。
- ☆ イメージは出来上がっているが、専門的な分析も必要なので、コーディネーターが決まり次第、相談をし、作成していくつもりだ。
最後に、議員のほうから、今後開催される建替え問題検討委員会、理事会、集会、総会などにも、オブザーバーとして参加をしたい旨の発言があった。
ホ号棟として、前向きに検討のうえ回答をする旨、お答えした。
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