昨年10月末の第5回臨時総会から約７ヶ月の間に、ホ号棟管理組合は臨時と通常（定期）をあわせて4回の総会を開催してきました。
　その中で、ホ号棟は建替え問題検討を推進していくことが決められ、そして、5月18日の総会では、その体制を規約上も、予算上もきっちりと支えられる仕組みが承認されました。
　19年度の一般経過報告では、費用対効果を勘案して｢建替え｣に照準を絞って検討していく方向が打ち出されました。
　またそのあるべき建替えの方向を検討するにあたって、40年前にホ号棟が建築されたときに設定された、都市計画法上の｢一団地の住宅施設｣を解除することが条件になっていることも知りました。
　その為に、他の管理組合や住宅供給公社と共同歩調をとって、多摩川住宅の未来を展望して｢街づくり(地区計画)準備会｣を設立しました。
　現在はこの二つを建替えに必要となる大きな車輪として位置づけて、活動をしています。

　19年度のホ号棟では、住民の少子高齢化傾向に対して、さまざまな前進的な企画も実施してきました。

• 1.　ホ号棟住民に優しい街づくり
  • 【ときわぎ国領】との懇談会や月2回の【サロン・タマリバー】の開催
  • 子どもたちをホ号棟全体で守っていきます。「七夕まつり」「芋煮会」「餅つき会」「鉄道模型公開運転会」｢お花見会｣そして｢工作教室｣など、前年までには経験をしてこなかったことも含めて実践をしてきました。たくさんの人たちがそれらに参加してきたことは周知の事実です。
• 2.　建替え問題検討委員会の設置
• 3.　｢大規模修繕｣か｢建替え｣かで、｢費用対効果｣を策定
• 4.　防災（避難）訓練
• 災害弱者(高齢者、障害者、乳幼児など)を階段、棟ごとに守りながらホ号棟の結束を固める訓練を実施しました。
5.　広報の充実
• 清流の定期的発行　毎月（Ａ４で約20〜28ページ）550部作成・配布
• インターネットの開設
• 6.　多摩川住宅【街づくり(地区計画)準備会】
• 7.　地域活動への住民参加の促進

• などについて報告説明がありました。
  また、会計関係、計画修繕、建築施設、環境清掃、緑化対策、駐車場関係、地域活動委員会、タマリバ委員会から資料に基づき報告があり、合わせて理事会、四役会、階段委員会、他機関との情報交換会なども報告をされ、満場の拍手でその活動が承認されました。
  

議案の審議は、5件ありました。

・第1号議案　平成19年決算報告

• 　公認会計士および管理組合監事からの監査報告書も出され、全体の拍手で承認されました。

・第2号議案　【規約改正】等に関する件

• 　全体協議(質問書提出も含め)のあと、採決を実施し、別表（6ページ）のとおり圧倒的な支持を受けて承認されました。

・第3号議案　平成20年度業務報告

• 　この一年の活動方針が提起され、質疑や意見のあと全体の拍手で承認されました。また、このことに関して通常総会以後の重要事項が、事務局から説明されました。（内容については、別記、【通常総会以後の重要事項】を参照のこと。

・第4号議案　平成20年度予算

• 　質疑、意見のあと、全体の拍手で承認されました。

・第5号議案　平成20年度役員選任の関する件

• 　管理組合役員及び事務職員について、全体の拍手で承認された。

• 　最後に、多摩川住宅【街づくり(地区計画)準備会】の【調布・狛江両市】からの認定へ向けて(調布、狛江両市の条例に基づく認定を受けます)の決議文が全体の拍手で、採択されました。
  
  　なお、通常総会以後の重要事項として口頭で発表されたことは、次のようなものです。
  

今後に具体化させる重点事項

1　建替え原資の洗い出し

• 修繕積立金
• 都市居住再生促進事業費
• （土地等）売却金
• デベロッパー参加の場合の追加売却建物の売上金

2　引越し先、引越し代、貸し倉庫およびその資金計画

3　還元率の設定に向けての条件整備

• 活性化した地域活動とその実態
• 国領駅への動線の確保
• 自然環境の確保と整備
• 200年建築と、新しい生活をも保障する建替え後の建物
• ホ号棟地区に取り込む社会資源（幼稚園、高齢者施策拠点、コンビニ等）

4　建替え決議、工事時期などの明確化

5　アドバイザー、コンサルタントの選考、契約

• （社団)再開発コーディネーター協会との協議（推薦を受ける）
• その他（山下設計など）の情報収集

6　公的機関等との情報交換日程およびテーマの確認

• 調布市役所
  （防災拠点、多摩川南親水公園、国領との動線、地区計画引越し先などの援助など）
• 東京都庁
  （引越し先の確保、補助金制度、大規模団地建替えと再開発など）
• 東京都住宅供給公社
  （建替え進行への説明、支援体制の確認、コンサルなどの起用、アスベスト問題など）
• UR整備公団（コンサルタントなどの起用）
• 東京都防災・建築まちづくりセンター、山下設計、宮城設計への謝辞

7　多摩川住宅【街づくり（地区計画）準備会】の進行促進

• 準備会→協議会
• 補助金予算（経費）の取り込み
• ホ号棟地区の独立（地区計画）問題と一団地の住宅施設の解除問題

8　市会議員、都会議員との情報交換

・1号議案 普通決議（191以上）
・2号議案 特別決議（286以上）
・3号議案 普通決議（191以上）
・4号議案 普通決議（191以上）
・5号議案 普通決議（191以上）