広報誌 清流
第7回臨時総会開催 圧倒的多数で「建替え問題検討の推進」決議を可決

 老朽化したホ号棟を今後どのようにして再生していくのかという「大規模修繕」か「建替え」かの方向性について、一定の結論が出ました。
 ホ号棟は、3月9日の臨時総会以降、「建替え」の実現に向かって、様々な問題や新しく導入しなければならない諸要素について、本格的に検討をしていくことになりました。

 今回の総会の柱は、今後ホ号棟が進めていく方向性を「建替え問題検討」推進に絞っていくか否かにありました。
 理事会では、前回の第6回 臨時総会での約束事「第5、第6回臨時総会の意向を受けて第7回臨時総会で単一の提案をする」を、具体的議案として提案しました。
またその関係要件として、「規約改正」と「多摩川住宅の生活を豊かにする【交通網(動線)】の確保も同時に提案しました。

一般経過報告でも明らかにされているように、この間、ホ号棟では140回超の会合や情報交換会などを実施してきました。
その結果、公的機関の支援などもあり、具体的な事実を基盤とする今後のあるべき姿を複数提示してきました。
また、「大規模修繕」か「建替え」かの問題にとって、極めて重要な「費用対効果」も「(財)東京都防災、建築まちづくりセンター」から示していただきました。
その結果、単純に対比して「費用対効果」を示すことが出来ない、大きな問題点が現行の建物環境にあることも判明しています。
それは「耐震構造」とエレベーター、室内などの「バリアフリー」の積算です。
 40年前には良かったと思った建築物も、その後の大地震頻発や高齢化が進むなかでのバリアー(障害物)について、ほとんど手がつけにくい状態であることが明確になりました。

2月7日の理事会では、ホ号棟のみなさんが、もう少し詳しく「建替え」に関する情報と学習を必要としていると判断いたしました。
 現在の建物のままで除々に補修をしていけば良いという考えや、大規模修繕で今の人口や環境を守っても良いのでは、という意見があることも周知の事実です。
しかし、どこかで「ホ号棟の今後のあり方」について方向性を見定めていかなければなりません。
様々な意見のある中で、理事会は「建替え問題検討」推進を今後のテーマとすることを選択しました。
 それぞれの痛みをある程度共有することも含め、そのために規約としても位置づけをし、かつ議決にあたっては3/4以上を必要とすると、あえて提案いたしました。
これらの問題は総会の半数で議決をするというレベルの問題ではなく、「NPO法人日本住宅管理組合協議会」の弁護士さんの意見も参考にし、決意の深化を図ったものです。

<当日の模様は、近日「議事録」が発行されるので、それを参照 てください。>

 当日までに総会参加についてなんらかの意志表示をした方は377名(380名中)でした。3名の方はどうしても連絡がとれなくてやむを得ず参加について表示できなかった方々です。
午後1時30分から始まった「第7回 臨時総会」には、染地幼稚園ホールにいっぱいの参加者が詰めかけました。
10月の第5回、1月の第6回、そしてこの3月の第7回臨時総会と、ホ号棟のこの問題を中心とした結集振りにはその都度驚かされます。


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