広報誌 清流
第7回 臨時総会の柱は「建替え問題検討」の推進決議です!

老朽化したホ号棟の建物を今後「大規模修繕」をして活性化を図るのか、「建替え」をして新住民をも
迎え入れる形で「建替え」るのか、その方向性について、平成19年度の理事会は、一定の結論を出しま
した。
2月7日(木)の理事会は、平成19年10月28日(日)の第5回 臨時総会、同20年1月20日(日)の第6回
臨時総会における同問題の協議内容を勘案して次のようなまとめをいたしました。

第7回 臨時総会(3月9日)議案について

  • ア ホ号棟の「建替え問題検討」推進決議を提案します
  • イ 同上に対する可決基準(3/4)の規約改正を図ります
  • ウ 修繕積立金の「建替え問題検討」への活用を提案します
  • エ 同上に対する可決基準(3/4)の規約改正を図ります
  • オ 国領駅周辺への動線(バス路線等)確保の推進決議を提案します

この結論に至るまでには、平成18年の通常総会で建替え問題について、検討を開始することを決議して
以来、130回を超える会議や学習会、自由懇談会、公的機関などとの情報交換、費用対効果表の作成
(ホ号棟建替え・大規模改修検討書)など、現在の理事会で考えられる全ての手段を講じてまいりまし
た。
その状況、内容は、さまざまな集会や「清流」などを通じて逐一みなさんにご報告をしてきたとおりで
す。
理事会では、一方通行で方向性を示すことは間違いであるとの認識から、既に二度にわたり全員参加の
臨時総会を開催し、情報の共有、均一化を図り、その上で、それぞれのこの問題に関する思いや意見を
発表していただきました。
3月9日(日)の第7回 臨時総会は第3弾の話合いになります。
理事会が上記のア〜オの議案を、次回に方針として提案するのは、もちろん2回にわたる総会の動向を
勘案してのことですが、その他にも次のようなことがらも同時に検討をした結果です。

建替え問題検討推進に踏み切る理由など

  • ア 耐震建築、バリアフリー問題について、現行建物等の補強や修繕では、対応しきれないことが「ホ号棟建替え・大規模改修検討書」により顕著になった
  • イ 今後予想される大規模な補修は、老朽化が全戸に進行していることもあり、極めて多額の経費負担を余儀なくされることが予想された
    ばらばらと補強工事をするよりも、一新するほうが今後の住民生活に有利に働くと思われる
  • ウ 住民の高齢化及び建物の老朽化は、今後一層進行し、顕著となっていく
  • エ 大規模修繕をした場合、個人の費用負担を勘案しても、その財産価値がどの程度上がるのかは疑問である
  • オ 権利者の費用負担を極力避ける必要がある
  • カ 現代社会の生活空間(部屋の構造や機能など)を考えると、いまのホ号棟建物は適当ではなく、また機能上の低下も否めない
  • キ 多摩川住宅全体で検討している【街づくり(地区計画)】の理念を具体的に実現していくために、さまざまな価値感を持つ新しい住民を取り込んで、活性化した街を創造することも有意義である
  • ク 10月28日、1月20日の臨時総会の議論は、建替え問題に集中していると判断した
  • ケ 次世代、次々世代への移行も勘案して、現在声高にいわれている「200年建築など」等を採用することで、生活の安定を図ることが得策である

など、たくさんのことがらを吟味、検討いたしました。この検討や提案(議案)は、突然誰かに指示さ
れて協議されたことではなく、この間、実質1年半にわたる情報交換や討論の積み重ねからきているこ
とは言うまでもありません。
第5回、第6回の臨時総会においての協議も、みなさん落着いて、また冷静に参加されていたことなど、
情報の共有がいかに大切かをあらためて知ることとなりました。

ページ先頭へ戻る