広報誌 清流
住民のみなさまとともに(懇談会に参加して)

「ときわぎ国領」地域包括支援センター 伊東 光子


 秋の日差しを心地よく感じながら、そして、皆様の真剣なまなざしを受けとめながらの2時間は私達、地域包括支援センターにとってこのうえなく貴重な時でした。
副理事長さんから、元気で長生きできる生活をいつまでも送りながら、この地域に住み続けるために、こうした懇談会を継続的に行うという主旨のお話がありました。
まさに、これが本来の地域福祉の目的であり、介護保険もまた、地域に住み続けることを最大のテーマとしてできた制度です。ただ、残念なことに、改定のたびに首をかしげたくなる方向が出てきたことも否めない事実です。
しかし、皆様のように住民が主体となって地域で助け合いながら生活するための支援は確実に整備されてきました。「ときわぎ国領」のような地域包括支援センターがスタートしたこともそのひとつです。

 住民の皆様を前にして私達も初めは緊張していました。ところがいつの間にか真剣さばかりではなく、皆様からの温かさが伝わり、次第に気持ちも溶け込み、皆様との一体感を感じることができました。
地域包括支援センターは総合相談窓口ですが、まだ微力な職員ばかりで皆様のご期待に応えられるか、少し心配です。ご相談の中には地域包括支援センターだけでは対応できないことがあるかもしれません。しかし、どんなことでも「できない」と片付けずに、他にできる手立てや提案を考えていきたいと思っています。
「できない」ことを探り、克服することは私達にとっても成長につながるものです。皆様の気持ちに寄り添いながら支援をさせていただくことが「ときわぎ国領」の歩みとなりますよう、どうぞよろしくお願いします。

“住民力”と“地域力”をつけて豊かな暮らしの実現をお手伝いさせていただきます。


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