理事長 藤野 馨 いよいよ建て替えへ向けて「自由懇談会」を行います。 建替えといえば、ホ号棟380戸の事情がおありでしょう。 しかし、いつかは建替えが必要です。 建築後ぼつぼつ40年、同じ頃建てられた国領住宅は、建替えが始まりました。 平成20年には、144戸だった住宅が320戸に生まれ変わって、再デビューするそうです。 ホ号棟に住み始めた頃を思い出してみます。 お仕着せの同じ広さ、同じ間取りの920戸(ニ・ホ号棟、どちらも選べました、同条件、同時募集)でした。 住宅難でした…。抽選に当たったときは、ラッキーだと思いました。 その住宅も現在では、分譲に必要なお金を払い終わり、私達は区分所有者になりました。 管理組合を作りました。自分達で建物内外の修繕も、駐車場も管理しなければなりません。緑も育て守らねばなりません。住んでいる人たちの安全を図らなければなりません。 しかも住宅の老朽化、住人の高齢化が、それぞれ加速します。これらのもたらす問題点、課題を乗り越えなければなりません。 周りを見れば、40年前と違い、現在の進歩した社会にマッチした住環境のマンションが立ち並びました。多摩川住宅から引越した人も多くいます。 では、建替えるとすれば…、 決まった間取りのお仕着せでなく、今住んでいる人たちが、こんな部屋に住みたい、夏は、部屋でビールを飲みながら花火を見たい、冬の、朝は、歯を磨きながら富士山を見たい。 そんなイメージを描きながら、建替えを考えてみたらどうでしょう。 自分の事だけでなく、多摩川住宅はどんな町にすれば良いか、どんな住環境で生活をしたいか、いや、ホーム・オフィスもあるでしょう…、夢を拡げてみましょう。380戸のご事情を聞かせてください。 区分所有者で他に住んでおられる方、区分所有者ではないがホ号棟に住んでおられる方、かねてからホ号棟に住みたいと思っておられた方、すべての方のお話を聞きながらプランを作ってみたいと考え、建替え「自由懇談会」を始めます。 皆様のご希望を、皆様のお知恵を借りながら計画に盛り込めたらと思います。 デベロッパーの選択、折衝、行政とのやりとり、多くの課題が予想されます。 ホ号棟のまとまりの力で、ひとつひとつ解決してゆきます。 みなさん、自由懇談会を意義あるものにしましょう。 |
いよいよ建て替え問題が動き始めます!