広報誌 清流
介護保険に関する出前講座

地域活動委員会


 平成17年11月22日(火曜日)集会室で、調布市役所介護保険課から、土方さん、寺田さんを講師に招いて 「介護保険制度について」という出前講座を開きました。司会は、地域活動の安達委員が担当しました。
 ここ多摩川住宅も近年は高齢者の割合が多くなり、やはり受講された参加者は高齢者の方が多いようでした。
 前回6月28日の「健康体操」の出前講座のような、明るい楽しい雰囲気の講座というわけにはいきませんでしたが、 参加したホ号棟の33名の受講者は、皆さん熱心にメモを取ったり、配られたパンフレットを見ながら大きくうなづいたり、 大変有意義な講座でした。
 介護保険の現在の状況や、これからの見直し、介護保険の財源、何歳から介護保険の対象者になるのか。 ケアマネージャーや医師との関係。自宅への訪問介護や入所介護の現状。医師の意見書と専門家の判断で、 介護の内容が違う五段階の設定。介護用機器のレンタルや購入の補助、リハビリによる機能訓練や、 認知症対応型介護など、さまざまな介護保険の活用法が判りやすく説明されました。

 講義終了後の質疑応答でも、参加者からは熱心な質問や要望がたくさん出て、介護保険に関していろいろな事が判りました。

 介護保険で自宅をバリアフリーに改造できるようだが、集合住宅でも改良工事は可能だろうか?  介護を受けなければならない立場になった場合、どうやったら介護保険の認定を受けられるのか?  介護師とはどう接したらいいのか? 介護プランはどのように立てたらいいのか? 調布市には介護に関して どのような施設があるのか? 介護保険を現在受けているが、施設から戻った場合に4階の自宅まで被保険者を 運んでもらえるだろうか? などさまざまな質疑がありました。

 講義終了後は和気藹々とお茶を飲みながら、いま自分の置かれている立場や、これからの不安などを話し合ったり、 健康で明るい生活を続けていくためには、お互いどんな生活を心がけているか、など三々五々と小さなグループに 分かれて、話し合っている参加者の姿がありました。それぞれ高齢化の波に押し流されないように、 気持ちを若く持って、楽しい老後を過ごしていきたいものです。


ページ先頭へ戻る