・1日目 それにしても暑い2日間だった7月26〜27日の「多摩川住宅団地まつり」 土曜日は朝から会場設営の準備やらカレーライスやおでんの仕込みで、 汗が滝のように流れ、そこに関係した人達は、もうヤケクソの気分。 食べものはともかく、中央グランドの会場設営は前日までに終わるよう 日程調整をして欲しかったと怨みもでようというもの。 今年のホ号棟は「みこし」と「山車」の担当で、午後3時から開催の 「入魂式」へ向けて、みこしや山車を入念に磨いたり、飾りつけたり、 団地のまつりとは云え、、若干神式のしきたりなどもとりいれられているから、 段取りにも手間取り、思わぬ時間もかかる。 一方、出店は例年どおり3店だが、今年はおでんのほかにカレーライスを提供することと なったから、調理場の集会室は蒸し風呂状態。 仕込みや調理に集まってきた、たくさんの人たちもさすがに悲鳴をあげるほどの熱気。 摂氏45度〜50度はあるかと思うほど。 調理のあい間に、カンカン照りの外へ出るとなぜかヒヤーッと感じるほどの灼熱地獄。 午後3時から、中央実行委員会での「入魂式」が開催され、いよいよ団地まつりは本格的にスタートする。 会場では、さまざまな演しものがあり、太鼓や盆踊りの歌に誘われるように着飾った人々があつまって来る。 ホ号棟のお店は「おでん 300円」「カレーライス 200円」「おもちゃ、ゲーム 100」の格安料金で内容も充実。 続々とお客さんが集まってきて、他のお店に比べて完売の時刻が早いこと早いこと。 小さな子どもたちも、お店の東に設けられた休憩・食事スペースで楽しそうに親や祖父母とすごす。 佳境にはいって盆踊りが始まる。 幾重かの輪を作り、次々と飛びこんでくる踊り手を吸収しながら、櫓を中心に踊りまくる。 夏まつりにに暑さはつきのも。 流れ落ちる汗もなんのその、多摩川住宅の元気をそのまま絵にしたように委細構わず踊りの輪が揺れる。 9時に終了とはいうものの、熱さ冷めやらぬ燃える人々はまたいずこかへ流れて行く。 |
・2日目 日曜日は朝から「みこし」と「山車」の巡行が始まる。 ホ号棟は、7地区のうちのしんがりだが、今年は巡行の担当ということもあり、 各地区のそれに対しての応援にも出るかたちになっている。 あの炎天下で、全ての巡行につきあう若者達もいて、それはもう「地獄のまつり」。 この日の「おでん」と「カレーライス」組は、仕込みと調理に追われる。 灼熱地獄は相変らず。 |
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午後3時過ぎに、「みこし」と「山車」の巡行がホ号棟にやって来る。 いよいよホ号棟の出番だ。 それに先だって、ホ号棟中をハンディマイクで 「ホ号棟のみこしや山車の巡行に参加する人は、3時までに管理組合に、 お集まりください。ハッピなどを提供しますよ〜」と呼びかけて回った。 |
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暑いからどれだけの子ども達が集まるか心配したけれど、そんなものは 3時になったら一気に吹っとんでしまった。 |
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次から次へと子どもを中心に、親や若者達が集まってくる。 巡行の開始前には、管理組合南側広場はホ号棟の青いハッピで溢れかえっていた。 |
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今年は、幼児の参加がことのほか多く、その両親なども一緒に参加するから、 山車の引綱はそれまでの倍の長さに設定されたほど。 管理組合前で「ワッショイ」の掛け声を入念に練習して、いよいよ出発。 大人でも暑さに参ってしまうほどの中、たくさんのチビッ子に引かれて「山車」が 動き始める。 |
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同時に天にも届けと「ワッショイ」「ワッショイ」の大合唱。 |
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多摩川住宅の「みこし」は見た目よりもはるかに重く、大人が多人数で担がなければならないほど。 山車に引き続いて、みこしが「ワッショイ「ワッショイ」。 |
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たった40分程度の巡行だが、途中で3度も休憩をいれるほど疲れが襲ってくる。 |
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コンクリート道路からの照り返しもあり、子ども達も休憩のたびにゲンナリ。 「みこし」を担ぐ若者達も、さすがに耐えられないな〜という表情を浮かべる。 もう騙し騙しの巡行ですよ、子どもも大人も・・。 |
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ホ号棟内をくまなく巡って、元の管理棟前でシャンシャンのお手打ち。 終って集会場での「お開き会」。 炎天下で巡回をやり抜いた子ども達の顔が神々しく見えたほど輝いていたことが印象的だ。 「来年は、今年生まれたばかりの妹も連れて来るよー」とジュースを口にした男の子の顔は、仕事をやりとげた満足感で一杯だった。 夕方からは、会場を中央グランドに移しての盆踊り大会と夜店。 前日に引き続き、参加者で溢れかえっている会場は、調布市内でも5本の指に数えられるほどの賑わい(本部関係者談)をみせた。相変わらずホ号棟のお店は人気が高く列をつくって注文するほど。 「おもちゃ」や「ゲーム」のお店にも、ニコニコ顔の子ども達が群がって、 夏の夜を満喫していた。 |